人はなぜ山に登るのか?

今回のブログはやりがい、モチベーションについてです。

ノンフィクション作家の沢木耕太郎氏が書いた「凍」という登山、人間の絆が描かれている本の中で

 

世界的クライマーの山野井泰史氏は
その過酷な登山の中で、両手の薬指と小指、右足の全ての指を切断する重傷を負う。

命を落とす可能性もあるくらい危険なことだと分かっていても登ってしまう。

そこには苦しいという感情を超越した奥深いやりがいがあるのではないかと思います。

頂上に到達した時の達成感

前進していることが分かる

言葉では表せられない感情など。

 

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ここで2通りの条件を設定した面白い実験が1つあります。

人のモチベーションに関しての実験です。

ブロックでロボットを組み立てる実験で、

1.まず3ドルでロボットを組み立ててもらう。

2.作り終わった時点で2個目を作ってもらえるか聞く。
その際の報酬は30セント下げて2ドル70セントになる。

こうして作り終わるごとに30セントずつ報酬を下げていって時間がお金に見合わないと感じてもらうところでやめてもらいます。

これが1通り目の実験です。

 

2通り目の条件は
シーシュポス条件と呼ばれるもので

 

神を怒らせたシーシュポスは、神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受ける。しかし、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。何度山頂に運んでも、結局は同じ結果にしかならないというシーシュポスの神話からきてます。

 

基本的に1つ目の条件と同じですが、

1つ違うところは最初に作ってもらったロボットを「目の前で壊す」ことです。

そうするとどんな実験結果になったか?

1つ目の方が

目の前で壊すシーシュポス条件より4回多く組み立てるという結果が出ました。

 

さらには、1つ目の条件では組み立てることがものすごく好きな人は、そうでない人と比べてより多く組み立てましたが、
 

シーシュポス条件では、組み立てることが好きな人もそうでない人も同じく少なくなり、好きなことに対するやる気さえも奪ってしまったのです。

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ここから分かることは

同じことの繰り返しで、報われない徒労感を感じることにはやりがいを見出せず、モチベーションも低下するということです。

じゃあどうすればいいのか?

ハッキリ言って、これには答えがありません。

自分で見つけるしかないのです。

仕事の中のプロジェクトであれば、ゴールはどこで自分の役割は何で、と明確に決まっていることが一般的ですが、

プロジェクト自体が中止になれば一気にやり場のない虚無感に襲われます。

登山であれば頂上という目標が明確にあります。

しかし、大きくなりますが人生には明確なゴールはありません。

結局は人生の目的は自分で決め、自らの手でやりがいを見つけることでのみ、明るい未来を切り拓けるのだと僕は思います。

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、そこに希望があると信じてます。

最後はあまりまとまりのない内容になりましたが、シンプルにいえば

興味が湧くこと、やっていて飽きないことをどんどん深掘りしていけばいいのだと思います。

 

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キングダムから学ぶビジネスパーソンの処世術-中期的視点を持つ-

累計3000万部超えのキングダムを題材に、
現代人のための実践処世術を記している

 

ロシア情報収集・解析のエキスパート
現在は執筆・講演活動をされている
佐藤優氏が書かれた「武器を磨け」を読了。

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この中の最初に、
中期展望を描いた者が生き残るとあります。

 

なぜ長期でも短期でもなく
中期展望なのかについて佐藤氏は、

 

3~5年の短期は人間の要素(ヒューマンファクター)に左右される

 

30年以上の長期は歴史、地理的要素が入る

 

そこで、人間の要素も加味し、地理や経済、知力など総合でバランスが取れて物事を見ることができるのが10~15年の中期である

 

と書かれてます。

 

この中期展望はその通りだなと思うと同時に、

 

僕の中ではより時代の流れが
読みづらくなった現在、
もう少し短いスパンで捉えてもいいと考えてます。

 

短期を1~3年

 

中期を5年~10年

 

長期を10年以上という期間です。

 

5年というと1つの業界に慣れて

武器を持ち、何かしら

成果を上げるための期間として丁度よく、

 

5年で次にステップアップする考え方です。

3年でその業界の基礎力を身につけ、
残り2年で自立できる力をつけるイメージです。

 

僕自身、スポーツ業界に5年いて

コンサルティング業界に3年います。

 

さらに佐藤氏は中期的展望を達成するための

目標設定にも言及しており、

 

お勧めとして

大きな目標を持ちつつ

今の自分よりも2割増しの目標を持つこと

達成できたらまた2割上を目指す

自信過剰も過小評価もよくないとあります。

 

自分の今の実力からあまりにも
かけ離れたところに目標を置くと、
何から手をつければいいか分からず
最初の一歩が踏み出せなくなります。

 

キングダムの中でも、
ここは僕自身鳥肌が立った場面でもありますが

 

後の始皇帝、政は
「15年で六国全てを滅ぼし中華を統一する」

 

と主人公の信に宣言し、

 

信には、「そこで伝説の六大将軍の一席を摑み取れ!」と命じます。

目指すべき目標が武者震いするような目標かつ明確です。

 

信はここで、天下の大将軍という大目標を持ちつつまずは目の前の戦で戦功をあげて百人長になるという今の2割増しの目標も持ってます。

 

ちょっとしんどいけど
頑張ればギリギリ手が届く位置。

 

この距離感が一番自分を奮い立たすことが出来、成長できる最適な間合いです。

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また、佐藤氏は教えていて面白く
教え甲斐があるのは、
自己評価は低いけど地頭がいい人と表現してます。

このような人は特にミレニアル世代(25~35歳の辺り)に多いように感じます。

 

自己評価が低いというのは、
バブル世代や団塊ジュニアと言われる
上の世代と、物心ついた頃からスマホやPCなど
デジタルツールがある下の世代に挟まれ
プレッシャーを感じながら生きてきたからです。

 

プレッシャーというのは、

10年後は会社の中でこの位置に居るだろうと予想できる「先が見える怖さ」と、会社自体が無くなるのではないかという「先が見えない怖さ」をどちらもダイレクトに受けてきたということです。

 

しかし、その分感性が鋭くなり、自分の道を進んできて地頭が鍛えられてきた人も多くいるという風に僕は捉えてます。

 

ここまでで、ある意味戦国時代よりも激動の時代の波に上手く乗るためには、中期的視点を持ってブレない軸を定めつつ、目的に向かって現実的に進んでいくことが大切になると読んでみて感じました。

 

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。

 

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小学生時代一度は読んだであろう「スイミー」に隠された3つのメッセージ

小学生時代の国語の教科書に

スイミーという物語が

載っていたことを覚えている人は多いのではないでしょうか?

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よく仲間と協力することの大切さで引き合いに出されることが多いですが、

 

僕は他の視点から、

コミュニティ論の価値観とマッチする部分があったのでそこで感じたことを書かせていただきます。

 

スイミーは絵本作家レオ・レオニが1963年につくって、日本では1977年から小学2年生の国語の教科書に掲載されて40年以上も読み続けられています。

 

一応全体の大まかなあらすじとして

(僕がお伝えしたいことは後半になるので、こちらご存知の方は読み飛ばしていただいて構いません)

 

海の中でスイミーとその仲間たちは一緒に暮らしています。

スイミーが1点だけ違うところは仲間の色は赤いけど

スイミーだけは黒色で泳ぐのは速い。

 

ある日仲間たちと泳いでいたところに、

大きなマグロが来て仲間たちを一気に飲み込んでしまう。

 

1匹だけになったスイミーは海の中をさまようことになります。

 

さまよっている間に、広い世界を見たスイミーは元気を取り戻します。

 

ある時新しい仲間と出会いましたが、

新しい仲間たちは大きな魚に怯えて暮らしていました。

 

そこで孤独を乗り越えたスイミーと新しい仲間たちは、力を合わせて大きな魚に見せることで、大きな魚を追い払うことにしました。

 

この時、

スイミーは黒色という特徴を活かして

自分が目の部分になることで大きな魚を追い払うことができたのです。

 

ここまでが大まかなあらすじです。

参考資料

名作絵本のスイミー!作者が伝えたいもう1つのメッセージ! | 暮らし~の[クラシーノ]

 

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この絵本は作者レオ・レオニの人生哲学が詰まっていて、オランダで生まれたレオ・レオニは2度の世界大戦を経験してます。

 

その時、ユダヤ人であったレオ・レオニはアメリカへ亡命します。

 

アメリカへ渡ってから絵本作家として成功した後、イタリアへ帰国します。

 

イタリアへ戻ったあとにスイミーを書いているのですが

このレオ・レオニの足跡を辿ると

スイミーのあらすじにリンクする部分がとても多いことに気がつきます。

 

アメリカへ亡命したときと

スイミーの最初の仲間がマグロに食べられたところ。

 

絵本作家になったアメリカからイタリアへ帰国したときと広い世界を見て知恵と力をつけたスイミーが新しい仲間と出会ったところ。

 

イタリアで活躍の幅を広げたときと

スイミーが新しい仲間と大きな魚を追い払ったところなど、

 

レオ・レオニの人生が大きく反映されてます。

 

ここまでで僕が隠されたメッセージとして挙げたい3つのことは

 

1.一歩踏み出して広い世界を見ることの大切さ

(レオ・レオニはかなりのページをスイミーが1人ぼっちになったときの場面に割いてます)

 

2.自分は他の人と違うと思っていた部分を個性に変えて強みにしている

 

3.同じ方向(戦略・ビジョン)を向いている組織の重要性

 

この3つです。

 

1人の時にどれだけ知恵や力をつけられるか

 

短所やコンプレックスだと思っていたことが

長所になることに気づけるか

 

同じビジョンを持った仲間をどれだけもてるか

 

これらが僕の感性で感じたことです。

 

絵本はよくよく考えてみると深い意味をストーリーに乗せて届けているなと思います。

 

そして僕自身考えていることは

 

スイミーが大きな魚の目になったように、

目になる人を多くしたいということです。

 

それが大きな魚=コミュニティとなり、

目になる人がつくったコミュニティ同士がさらに

手を組んでいけば、とてつもなく大きな力になると確信しています。

 

その芽は出てきていて、今後の展開が楽しみです。

 

それにしても、絵本が子育てにピッタリだと今回よく分かりました。

 

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起業家の唯一にして最大の仕事

起業家の唯一にして最大の仕事として

僕が考えることは

 

「まだこの世にはないけど、人が心の中で無意識に感じている欲求や欲望を満たす製品やサービスを提供すること」です。

 

一番分かりやすい例だと

 

スティーブ・ジョブズ

iPhoneを世に出した時も、

初めて人々が目にして実際に使ってみた瞬間、

 

「そう!私が欲しかったのはこれよ!」と歓喜して

 

熱狂的なファンになる人が続出しました。

 

iPhoneが出る前は、潜在的なニーズはあったとしても、こんなものが欲しいとは誰も分かっていません。

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もう1つの具体例として

「火星永住」があります。

 

行くだけではなく、一生の棲み家にするというものです。

 

「マーズワン」というオランダに存在する民間非営利団体が現在進行形で進めている2026年に開始を予定している宇宙規模の計画があり、

 

本来火星永住したい人などそんなにいないと思いがちですが、移住希望者を募集したところなんと、世界中から約20万人もの人から応募がありました。

火星への「片道切符」。応募者が殺到する理由とは|ヨムミル!ONLINE - スカパー!

 

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こんなにも火星に永住したい人がいるのかと衝撃を受けましたが、参加希望をした理由にどんなものがあるかというと、

 

「歴史に名を残したい。人類の未来を変えたと言えるようになりたい」

 

「なぜ火星に死にに行くのかと聞かれると『誰もがいつかは死ぬが、死ぬ前に何をするかが大切よ』と答えているわ」

 

「火星で寿司屋を開業したい」

 

という参加理由があります。

 

火星に寿司屋を開業したいという方は日本人ですが、かなりのインパクトです。

 

この例も、歴史に名を残したいや、未開拓の地を開拓したいという願望を満たすものです。

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さて、ここまでで

起業家の存在価値の8割は、まだ見ぬ製品やサービスを創造することにあると思っていて、

 

スケールはここまでといかなくても、

今は本質的に同じことを個人でもできます。

 

まず今こんなことを人は求めているのでないか?

 

と考えてみる。

 

そしてその考えたことを小さくテストしてみる。

SNSやブログなど発信手段は数多くあるので。

 

反応があった意見を製品やサービスにして提供してみる。

 

欲求を満たせたり悩みを解決できるものであれば、その対価として報酬をもらう

 

シンプルにこれだけです。

 

起業家といえば

スティーブ・ジョブズ

 

テスラのイーロン・マスクなど

派手な実績を残している人のことを思い浮かべがちですが、

 

こんなものがあれば願望を叶えたり悩みを解消できるのではないかと思い、実際に行動している人は全員間違いなく起業家だと、僕はそう思ってます。

結局ここで僕が言いたかったことは、

 

「やってみなければ分からない」

 

ということです。

 

リスクも特にないのであれば、やってみて自分の経験値が上がることにはなれど、損することはありませんからね。

 

以上、起業家の唯一にして最大の仕事は、

「まだこの世にはないけど、人が心の中で無意識に感じている欲求や欲望を満たす製品やサービスを提供すること」でした。

 

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所有から「所属」へ

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家を持つ、車を持つ、モノを持つ

今までは販売している商品を買って

「所有」するが一般的でした。

所有すれば持ち主が落書きしようが
カスタマイズしようが自由です。

その代わり、修理やリフォーム、
駐車場などの維持費が所有者にかかってきます。

しかし、現在はそれらを持たなくても、
すでに持っている人が使っていない資産(家、車など)
を共有できるサービスが多くあります。

家であればAirBnB

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車であればUber

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服であればファッションレンタルサービスのairClosetなどです。

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これらのシェアリング・エコノミーは
所属の一種で、スマホを通して
AirBnBUberに「所属」していることになります。


日常生活に浸透しているAmazonも会員に所属していることになりますね。

このように、所有すれば
手入れや保管にストレスが
かかっていたことでも、

所属していれば
所有の負担を
軽くしてくれると同時に、

コミュニティに
所属しているという
つながりを感じることができます。

今は振り幅が
所有よりも所属側に
きている状態なので、

この流れが当分続くか
このまま振り子が戻らない可能性もあります。

さらに、この流れは
これからより個人に向かっていくのだろうと感じてます。

人の興味のある分野は様々だからです。

この辺りはまたまとめていきたいと思います。

以上、所有から「所属」へでした。

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